タイルと数列の関係
オンライン塾始めました。
6ヶ月で自分で勉強できるようにサポートします。
(1)図$5$では、黒のタイルは何枚ですか。
(2)黒のタイルが$91$枚である図では白のタイルは何枚ですか。
(3)白のタイルと黒のタイルの枚数の差が$52$枚である図では、白のタイルは何枚ですか。
(1)
表より黒のタイルは$15$枚
(2)
黒のタイルの法則を考える。
$3$というのは$1$(前の値)に$2$を足したもの。
$6$というのは$3$(前の値)に$3$を足したもの。
$10$というのは$6$(前の値)に$4$を足したもの。
・・・
つまり
$10=6+4$
$10=(3+3)+4$
$10=(1+2)+3+4$
となっていることに気が付くと、
黒のタイルは以下の法則になっている。
$1=1$
$3=1+2$
$6=1+2+3$
$10=1+2+3+4$
$15=1+2+3+4+5$
・・・
$n=\displaystyle \frac{n}{2}(n+1)$
となる。
これは例えば$1$から$10$までの和を求める場合
$1+2+3+・・・+9+10$
$=(1+10)+(2+9)+・・・(5+6)$
ここで()の数は$5$個なので、
$=11×5$
$=55$
これは例えば$1$から$n$までの和を求める場合
$1+2+3+・・・+n-1+n$
$=(1+n)+(2+n-1)+・・・$
ここで$()$の数は$\displaystyle \frac{n}{2}$個なので、
$=\displaystyle \frac{n}{2}(n+1)$
図$n$の黒のタイルの枚数は$\displaystyle \frac{n}{2}(n+1)$
これより白の枚数は$(n+2)²-\displaystyle \frac{n}{2}(n+1)$
黒のタイルが$91$枚なので、
$\displaystyle \frac{n}{2}(n+1)=91$
$n²+n=182$
$n²+n-182=0$
$(n+14)(n-13)=0$
$n=13$
ゆえに白のタイルの枚数は
$(13+2)²-\displaystyle \frac{13}{2}(13+1)$
$=134枚$
(3)
白のタイルと黒のタイルの枚数の差が$52$枚なので、
$(n+2)²-\displaystyle \frac{n}{2}(n+1)$$-\displaystyle \frac{n}{2}(n+1)=52$
$n²+4n+4-n²-n=52$
$3n=48$
$n=16$
ゆえに白のタイルの枚数は
$(16+2)²-\displaystyle \frac{16}{2}(16+1)$
$=188枚$
不明点があればコメント欄よりお願いします。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません