正三角形と円周角の定理を用いた合同・相似の証明問題
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点Cを含まない弧AB上に、2点A、Bとは異なる点Dをとり、点Dと3点A、B、Cをそれぞれ結ぶ。
線分CD上に、BD=CEとなる点Eをとり、点Aと点Eを結ぶ。
(1)△ABD≡△ACEを証明せよ。
(2)△ADEが正三角形であることを証明せよ。
(3)AD=2cm、BC=3cmのとき、線分CEの長さを求めなさい。
△ABDと△ACEにおいて、
仮定よりBD=CE・・・➀
円周角の定理より∠ABD=∠ACE・・・➁
正三角形ABCよりAB=AC・・・➂
➀、➁、➂より
2辺とその間の角がそれぞれ等しいので、
△ABD≡△ACE
(1)よりAD=AEなので△ADEは二等辺三角形になる。
∠ABC=60°で円周角の定理より、∠ABC=∠ADC=60°
△ADEは二等辺三角形なので、∠AED=60°
よって∠DAE=60°
これより△ADEは正三角形となる。
$EC$の長さを$x$とすると、(1)$DB$の長さも$x$となる。
図のように点$F$をおき、$FD=a$すると、
△DBF∽△EAF(2角が等しい)
$DB:EA=FD:FE$
$x:2=a:2-a$
$2a=x(2-a)$
$2a+ax=2x$
$a=\displaystyle \frac{2x}{2+x}$
これよりFEの長さは
$FE=2-FD$
$FE=2-\displaystyle \frac{2x}{2+x}$
$FE=\displaystyle \frac{4}{2+x}$
同様に$BF=b$とすると、
$DB:EA=BF:AF$
$x:2=b:3-b$
$2b=x(3-b)$
$2b+bx=3x$
$b=\displaystyle \frac{3x}{2+x}$
△DBF∽△ACF(2角が等しい)
$DB:BF=AC:CF$
$x:\displaystyle \frac{3x}{2+x}=3:x+\displaystyle \frac{4}{2+x}$
$x:\displaystyle \frac{3x}{2+x}=3:\displaystyle \frac{2x+x²+4}{2+x}$
$9=2x+x²+4$
$x=-1+\sqrt{6}$(解の公式)
不明点があればコメント欄よりお願いします。
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