三角形の相似・合同の証明問題と面積比と相似比の問題
オンライン塾始めました。
6ヶ月で自分で勉強できるようにサポートします。
∠CABの二等分線と線分BC、円Oとの交点をそれぞれD,Eとし、線分CEをひく。
点Dから線分ACに平行な直線を引き、点Aを接点とする円Oの接線との交点をFとし、線分ABと線分DFの交点をGとする。
ただし、点Eは点Aと異なる点とする。
(1)△ACE∽△CDEを証明しなさい。
(2)△AGF≡△DGBを証明しなさい。
(3)AB=10cm,AC=4cmのとき、線分AGの長さを求めよ。
また、△CDEと△AGFの面積比を整数比で表せ。
仮定:∠CAD=∠DAG
円周角の定理:∠DCE=∠DAG
∠Eは共通
証明
△ACEと△CDEにおいて、
仮定より∠CAD=∠DAG・・・➀
円周角の定理より、
∠DCE=∠DAG・・・➁
➀、➁より
∠CAD=∠DCE・・・➂
∠Eは共通・・・➃
➂、➃より2角がそれぞれ等しいので、
△ACE∽△CDE
接点:∠FAG=90°
円周角の定理:∠ACB=90°
AC//FD(同位角):∠GDB=90°
仮定:∠CAD=∠DAG
AC//FD(錯角):∠CAD=∠GDA
これより二等辺三角形:AG=GD
対頂角:∠AGF=∠DGB
証明
△AGFと△DGBにおいて、
対頂角より∠AGF=∠DGB・・・➀
点Aは接点なので∠FAG=90°・・・➁
円周角の定理より∠BCA=90°
また、AC//FDで、同位角は等しいので、
∠BCA=∠BDG=90°・・・➂
➁と➂より∠FAG=∠BDG・・・➃
仮定より、∠CAD=∠DAG・・・➄
AC//FDで、錯角は等しいので、
∠CAD=∠GDA・・・➅
➄、➅より∠DAG=∠GDAの二等辺三角形なので、
AG=GD・・・➆
➀、➃、➆より
一辺とその両端の角がそれぞれ等しいので、
△AGF≡△DGB
(2)よりAG=DGなのでGDの長さを求める。
△ACB∽△GDB(2角が等しい)
なのでDGが求まる。
$AG=DG=x$とすると、
△ACB∽△GDBなので、
$AC:GD=AB:GB$
$4:x=10:10-x$
$x=\displaystyle \frac{20}{7}$
△CDE∽ADB(円周角の定理より2角が等しい)
CDとADの長さを求めれば、面積比が出せる。
また、△ADGと△GDBは高さが等しいので、底辺の比が面積比になる。
三平方の定理より
$BD²=GB²-GD²$
$BD²=(\displaystyle \frac{50}{7})²-(\displaystyle \frac{20}{7})²$
$BD=\displaystyle \frac{10\sqrt{21}}{7}$
また、三平方の定理より
$BC²=AB²-AC²$
$BC²=(10)²-(4)²$
$BC=2\sqrt{21}$
これより
$CD=2\sqrt{21}-\displaystyle \frac{10\sqrt{21}}{7}$
$=\displaystyle \frac{4\sqrt{21}}{7}$
また、三平方の定理より
$AD²=AC²+CD²$
$AD²=(4)²+(\displaystyle \frac{4\sqrt{21}}{7})²$
$AD=\displaystyle \frac{4\sqrt{70}}{7}$
これより
△CDEと△ADBの面積比は
$CD²:DA²$
$=(\displaystyle \frac{4\sqrt{21}}{7})²:(\displaystyle \frac{4\sqrt{70}}{7})²$
$=3:10$
また、△ADGと△GDBは高さが等しいので、底辺の比が面積比になるので、
$AG:GB=\displaystyle \frac{20}{7}:\displaystyle \frac{50}{7}$
$AG:GB=2:5$
これより
△CDEの面積を$1$とすると
△ADBの面積は$\displaystyle \frac{10}{3}$
$AG:GB=2:5$なので、
△GDBの面積は
$\displaystyle \frac{10}{3}×\displaystyle \frac{5}{7}$
$=\displaystyle \frac{50}{21}$
よって△$CDE:$△$GDB=21:50$
なので△$CDE:$△$AGF=21:50$
不明点があればコメント欄よりお願いします。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません